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チェーンストアとは

チェーンストアの歴史

チェーンストアの歴史
アメリカでの発展の歴史
日本での発展の歴史
チェーンストアの経営システムの特長
国民大衆のくらしの向上
マスマーチャンダイジング

■日本での発展の歴史

 わが国において、流通業の11社12人が、欧米のチェーンストア経営システム導入を目指して、その研究団体「ペガサスクラブ」を発足させたのは昭和37(1962)年のことでした。同クラブを主宰した渥美俊一先生(当時、読売新聞記者)のもとに集まった発足時の顔ぶれは、ダイエー社長:中内功氏、イトーヨーカ堂社長:伊藤雅俊氏、岡田屋社長:岡田卓也氏、フタギ営業部長:二木英徳氏(前2社は後に合併してジャスコ、現イオンとなる)、セルフハトヤ社長:西端行雄氏、赤のれん社長:岡本常男氏(前2社は後に合併してニチイ、現マイカルとなる)、紅丸商事(現ヨークベニマル)社長:大高善雄氏、同専務:大高善兵衛氏、ほていや社長:高木久徳氏、西川屋取締役:西川俊男氏(前2社は後に合併してユニーになる)、イズミヤ専務:和田満治氏、大西衣料(注:問屋)専務:大西隆氏の面々でした。間もなく西武ストア(現西友)を始め、ユニード、忠実屋、平和堂などが参加し、さらにマルエツ、いなげやなどスーパーマーケットのグループ、1970年前後には飲食業で壽食品(現すかいらーく)、サト、吉野家、サイゼリヤなど、専門店はチヨダ、鈴乃屋、アルペン、ベスト電器、アオキ、コナカなどが参加しています。また、生協もおよそ大手の9割が1960年代に参加しています。

 このように、ずらっと並んだ名前を見ると、日本を代表する小売業、飲食業ばかりです。しかし、ペガサスクラブ発足時メンバー企業の当時の店舗数は、いちばん多かったヨークベニマルでさえ9店舗、イオン(岡田屋の場合)で3店舗、イトーヨーカ堂にいたってはたった1店舗だったのです。これらの企業は、チェーンストア経営システムを勉強・実践して、今日ここまでの発展を遂げたのです。

 ところで、そもそも「チェーンストア」とは何かという基本的な問いがあります。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「チェーンストアとは、ブランドや経営方針、サービス内容、外観などの統一性が持たされた、同一経営体グループの主導で設置された複数店舗の集合体を指す。」とあります。また、1967年8月に発足し、国内のスーパーマーケットなどが主体となって構成されている日本チェーンストア協会の通常会員となる資格は、「チェーンストアを営む小売業法人であって、11店舗以上または年商10億円以上のもの(定款第5条)。」となっています。

 しかし、ここで注意をしておかなければいけないことが二つあります。一つは、11店舗以上というのは、あくまで統計上の定義であって、実際には標準化された直営の店舗が200店以上ないと、マスのメリットが得られないということです。もう一つは、小売業、飲食業だけでなく、ホテル、美容室、学習塾、そしてパチンコホールのようなサービス業もチェーンストアになり得るということです。これらは第4次産業とも呼ばれ、世界的にチェーンストア化が期待される有望産業といえます。

 さて、欧米で150年間以上かけて築いてきたチェーンストア経営システムですが、わが国では上述のとおり、まだ40年余の歴史しかありません。また、200以上の直営店舗を有していたとしても、国民大衆にアメリカのチェーンのような超低価格、ワンストップでのショートタイムショッピングのような“ご利益”を提供できるシステムが本当にでき上がっている企業はないのではないでしょうか?その意味で、わが国には本物のチェーンストアはまだないともいえます。先輩企業がそうなのですから、ましてや、私たちパチンコホール業界企業のチェーン化というのは、容易ではありません。しかし、それだけに、やりがいあるいは生きがいにまでなるような大きなロマンがあるといえます。

 


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